ホームページ制作の失敗

今までにホームページを制作したものの失敗に終わってしまった、という声を制作会社ではよく聞きます。
失敗というのも種類があって、ページ自体が完成しなかった場合と、完成したけれど運用ができていない、成果につながらないという場合です。

まずホームページが完成しなかった場合にはいくつか理由が存在します。

  • 制作会社が提出したデザインのOKが出なくて前に進まない
  • 原稿や写真などのホームページへ掲載するデータの準備ができない
  • 制作会社とのやりとりが上手くいかない

失敗に終わる理由は上記だけではないですが、事前に知っておくことで次は失敗しない対策があります。

まずホームページを完成するためには意外と時間がかかったり、連絡を取り合ったりしなくてはいけないため、担当者にとってはストレスとなることも多々あります。
しかし制作をスタートする時点で、余裕のある全体スケジュールが決まっていたり、相談しやすい制作会社のディレクターがいたらどうでしょうか。
なかなか自社でデータの準備ができないときにディレクターに相談したら、原稿を作ってくれるライターやカメラマンの紹介をしてくれるかもしれません。
担当者一人で抱え込まず、誰か相談できる人がいると前に進んだかもしれないですね。

ちなみにホームページの制作において、制作会社側のディレクターとやりとりをする担当者は多いと思います。
制作会社を選ぶ段階で、どんなディレクターが担当になるのかや、会社の雰囲気をみておくと、自分を相性が良さそうと思ったり、やりとりがスムーズにできるかもしれません。

次にホームページが完成したけれど運用ができていない、という場合についてみていきます。
これは失敗と言うのかもしれませんが、これから改善の余地はたくさんあります。
現状で運用できていない理由を考えてみましょう。

ホームページ運用担当者不在のジレンマ

まずホームページを運用する担当者はいますか?
ホームページが完成した時点で、担当の仕事は終わりと考えられていると、運用についてはほったらかしということになりかねません。
ホームページを制作するときに、運用についてもイメージできると、運用の担当者も確保して進行していけるでしょう。
運用する担当者が決まったら、どんな運用をするかについても、制作前に決まっていたらすぐに運用できますね。

運用方法については、ホームページの中で変更する部分があれば更新したり、ブログのアップや、アクセス数の確認などがあります。
運用を一緒にしてくれるホームページの制作会社もいますので、その場合には月に1回程度ミーティングもあります。
そのミーティングで、アクセスを確認したり、目標数値の現状把握なども行うために、順調に運用できる可能性が大きいですね。

では成果につながらず、ホームページの制作が失敗に終わったという場合はどうでしょうか。
これは運用はできているけれど、結果がでないために失敗と捉えているということでしょう。

成果が出るには時間がかかる場合があったり、成果を出すための方法がもしかすると違うのかもしれません。
成果が出ていない期間が長い場合には、そのあたりの計画を検証する必要がありそうです。
もう一度、ホームページの目的を達成するために今行っている対策を見直してみましょう。
運用を一緒にしている会社があれば相談したり、また別の会社へ相談してリスタートする方法もあります。

ホームページの失敗は、改善して再度スタートして成功の道を歩んでいける可能性がたくさんあります。
失敗して終わりというよりは、改善して結果を見て、また改善してを繰り返して、成果に近づいていくイメージです。
同じ失敗を繰り返さないための対策を行い、改善を繰り返せば、成果につながるホームページを運用することができます。