ホームページ制作でデザインに力を入れたいとき

ホームページの制作において一番重要なことは何でしょうか。

ホームページを制作したいと思ったときに、まずはどんなデザインにしようかなとデザイン集を見たり、カラーを考えてイメージを膨らますことはありませんか?
ではデザインはホームページを制作する上でどれくらい重要なのでしょうか。
デザインによってホームページの品質は変わると考える人や、それだけれはなくホームページの中に掲載する情報が一番という考えなど様々ですが
デザインが良いというだけでは、ホームページは役に立ちません。

ホームページ制作の中でデザインに着手するタイミングは意外と遅く、制作の後半戦に入ってからということもあります。
なぜならデザインをスタートするにあたっては、決めておかないといけないことが山ほどあるからなんです。

まずデザインに着手する前の工程としては、要件定義を実施することです。
要件定義はデザインを制作する上でその土台となるものです。
例えばターゲットは、20~30代の独身女性で〇〇に興味を持っている人とあれば、それがデザインの材料となります。
また要件定義の中では、そのホームページの会社はどんな会社でどんなサービスについてのホームページなのかについての情報もあります。
その会社の魅力やサービスの魅力もデザインに落とし込まれています。

さらにデザインの前段階でワイヤーフレームの作成という工程があります。
これは主にディレクターが担当するのですが、ホームページの目的を達成できるために、情報をどこの配置したらいいかなどについて
ホームページの大枠が決まっていきます。

それが終わるとやっとデザイナーがホームページのデザインをすることになります。

デザインをするときには、ワイヤーフレームが決まっているので、ホームページのどこにどんな情報が入るのかはほぼ決まっています。
それを踏まえて、どんなデザインで魅力を伝えていくのか、ということになるのです。

ではホームページの制作を依頼するときに、デザインに力を入れたいと思ったら、どうしたらいいでしょうか。
まずデザインに力を入れたその先に何があるのかを考えてみることをおすすめします。
実は漠然とデザインを良くしたいと考える担当者や、会社の決裁者などはいますが、ホームページの役割が何かを知っておいていただき、
デザインについて改めて考えてみてほしいです。

そしてデザインのために出来ることは、ホームページの役割を明確にすることと、会社の魅力を考えることでしょう。
「誰にどんな内容を伝えてどんな行動を取ってほしいか」というホームページの役割をしっかり言語化しておくと、
ホームページのデザインを見たときにその視点で判断することができます。
また会社の魅力についても、ホームページで実際に見込み客となるかもしれないユーザーに伝えるとなると、改めて考え直す経営者もいるほどです。

ではホームページの良いデザインとはどんなデザインを言うのでしょうか。
それは、結果を出しているホームページのデザインでしょう。
もちろんホームページは、デザインだけで良い結果が出ているわけではなく、様々な要因があります。
ターゲットと会社の魅力が伝わるデザインが表現できれば、良い結果が出ることが期待できますが、試行錯誤して結果を出すパターンもあります。

例えば、要件定義を実施した上でホームページのデザインをしたけれど、なかなか結果に結びついていない場合には、なぜ結果に結びついていないのかを考えていく必要があります。
目標設定を変えたり、ターゲットを変えてPDCAを回し、その変更に合わせてデザインも変更していきます。
そのように一度制作したデザインを、変更して結果を見ながら、良いデザインへと改善していくこともあるのです。