映画製作総指揮について

映画製作総指揮これは明確な定義は無く、その状況により差異がある話ですので、「監督」、「製作」、「製作総指揮」について一般的な解釈で説明します。それぞれを英語にすると、監督はディレクター、製作はプロデューサー、製作総指揮はエグゼクティブ・プロデューサーとなります。たまに、有名な俳優が、製作、監督、主演を全て兼務する、なんてことがあります。これはつまり、「その映画についての全権を手にする」ということです。これで自分の思い通りの映画を作ることができます。中には脚本まで自分で書く場合すらありますよね。監督に作品の編集権が与えられなかったため、製作の意向で編集がされ、監督が目指した映画にならなかったなんて話もよくあります。そういうことが多いため、監督の多くは編集権を欲しがるそうです。ここからは私の想像ですが、これを「マン・オブ・スティール」に当てはまれば、映画の全体的な構想を作り上げたのは製作のノーランで、ノーランの手足となって現場で撮影するのが監督のスナイダーなのでしょう。ノーランにとってスナイダーは、「自分の望むとおりの撮影をしてくれる理想の監督」かもしれません。そして、この作品には製作総指揮が数名います。おそらくは、映画作りに直接的に関与する機会が少なく、例えば予算の管理などを担当するのかもしれません。以上の説明は、あくまでも基本的な例です。例外も色々とありますのでご注意。監督が「撮影現場の責任者であり、場合により編集なども行う」のは多くの場合に当てはまります。そして、繰り返しますが、製作と製作総指揮の差はやや曖昧であり、状況次第でしょう。結論から言えば、その映画に対する権限をどれけ持っているかでそれぞれの役職が決定されます。
監督とは、撮影と、場合により編集などの権限を持つ役職です。「現場監督」と言えばピンと来るかもしれません。撮影現場で実際に撮影する際の責任者です。製作とは、映画全体の責任者です。つまり、監督を誰にするかも決める権限を持ちます。俳優のキャスティングも製作の権限です。監督の仕事ぶりが気に食わない場合、監督をクビにすることも可能です。
製作総指揮と製作との差は曖昧です。製作総指揮が置かれない場合もありますし、製作が置かれない場合もあるでしょう。製作総指揮とは、製作のさらに上の権限を持つ役職です。